2011年08月19日

腰痛とコルセット

現在では、コルセットと言うと腰痛などで利用する医療用装具のイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、コルセットの原点を辿ると女性のスタイルの美しさを実現する装身具だったのです。

13世紀頃にフランスで作られた「コルセ」という下着が、コルセットの原点と言われています。
そして、18世紀から19世紀頃に本当の意味での女性の装身具と変化していきます。
この頃のファッションの流行は、「腰を細く見せる」ことにポイントがおかれ、コルセットによりくびれたウェストのラインを作る女性が多かったです。

しかし、時代と共にファッションも変遷し、装着に時間の掛かるコルセットは衰退していきます。
現在では、先にも述べたように腰痛などの病気で使用する医療用装具と言うイメージが定着するようになったのです。

コルセットを装着する病気には、椎間板ヘルニアや脊椎分離症など腰痛の原因となる病気があります。
これらの病気は腰痛を伴うので、どうしても腰の安静を必要とします。
そのため支柱が組み込まれているコルセットで支持することで、腰痛の症状を緩和し治癒の促進などを図ることになるのです。  


Posted by いわきカイロ at 07:27Comments(0)